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【第5回】『立ち上がりが楽になる道具とは・・・』
福祉用具専門相談員 見目真一
2010/10/01

前回のセミナー” 効率の良い立ち上がり方” は、いかがでしたでしょうか。
端的に要約され、その日からすぐに実践できる内容では無かったでしょうか。
今回は、前回のセミナー内容を元に、いくつかの道具をご紹介させて頂きます。
初めに、立ち上がりを楽にするために重要となる道具をあげてみましょう。
@靴
A椅子
B支持具
もちろん、これに限られた訳ではありませんが、この3 点は最低限抑えておきたい道具になります。
人が立ち上がる場合、まず、足を地に着くことから動作が始まっていきます。
足が不安定な状態では、その後の動作も不完全なものになり、立ち上がれない、立ってもすぐに座ってしまう、というようなことが起きてしまいます。

(靴を選ぶ際のポイント)
・自分の足の形状を知る
・自分の足の状態を知る
・自分の最適な靴のサイズ、重量、仕様、デザインを決める など

特に、立ち上がりに限定して考えた場合、ソール(靴底)が重要になります。滑りにくいソール(靴底)のものを選ぶと良いでしょう。
足が安定した状態になれば、次は立ち上がり易い椅子が必要になります。

(椅子を選ぶ際のポイント)
・椅子の形状
・座面の高さや角度が調整できる
・用途に応じた仕様、デザイン
・強度、耐久性 など

特に、楽に立ち上がるためには座面の高さが重要になります。座る時間を考慮しながら、無理なく立つことができる高さに調節できる椅子を選びましょう。
最後に重要となる道具が、支持具になります。

(支持具を選ぶ際のポイント)
・力が出し易い腕の使い方を知る
・握りやすい、押しやすい形状、径を知る
・高さや前後の位置調整ができる
・生活範囲を妨げないサイズ、デザイン
・強度、耐久性 など

『支持具=手すり』と考えがちですが、アームレスト(肘休め)や、安定したテーブルなども支持具の一つとして考えると良いでしょう。
これらの道具を組み合わせて行った立ち上がりの例を、動画でご紹介します。


【使用した道具】滑り止めマット・電動ベッド・移動バー
【解説】まず、足元に” 滑り止めマット” を設置します。このマットは、軽量で持ち運びができるため、屋内であればどこでも使用することができます。足元が安定したら、電動ベッドの高さを、膝下の高さよりもお尻が高くなるよう調整します。電動ベッドを操作する時間は必要になりますが、簡単な操作でありながら、得る効果は絶大。是非、使用してください。最後に移動バーの角度を設定し、先端を押しながら立ち上がります。


【使用した道具】滑り止めマット・高さ調整が可能な椅子・空間手すり
【解説】先ほどと同様に、滑り止めマットを設置します。立ち上がりが容易な高さに設定された椅子から立ち上がります。
※今回は” シャワーチェア” を使用しておりますが、この椅子は、あくまで入浴用のものであり、長時間座る椅子として使用することに適したものではありません。また、入浴以外の目的でシャワーチェアを購入する場合は、介護保険の対象となりませんのでご注意ください。
空間手すりを引きつけ、立ち上がります。より、大きな力を用いて立つことができる方法になります。


【使用した道具】滑り止めマット・高さ調節可能な椅子・据え置き式手すり
【解説】滑り止めマット、高さ調節可能な椅子は、これまでの動画と同様です。据え置き式手すりを押さえて立ち上がります。手すりを押すことにより、より安定した動作が得られる方法になります。

『動作と道具』を上手に使い、ぜひ、安全で楽な立ち上がり方を行ってください。

このセミナーに関するご意見・ご感想等はこちらより。お待ちしております。

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