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【第15回】浴室内で使用する福祉用具について
福祉用具専門相談員 細井 淳
今回、はじめてWEBセミナーを担当させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。
さて、前回は入浴を安全かつ快適に行うため、一連の行為を動作毎に分けそのポイントを紹介させていただきました。今回は主に浴室内で使用する福祉用具につきまして、紹介させていただきます。

  1. 浴室への出入りに使用する用具
    1. 浴室用すのこ
       脱衣室と浴室との境に段差がある場合、身体状況によっては転倒の原因になりかねません。住宅改修工事によって浴室の床そのものを上げることも可能ですが、浴室用すのこを設置することによって改善することも可能です。
      (浴室用すのこの設置例)
      浴室用すのこ
    2. シャワーキャリー
       水まわりで使用することを目的につくられた車いすです。そのため、脱衣室から浴室まで座ったままで移動をすることが可能となり、浴室内ではシャワーキャリーに座ったままで洗身をしていただけます。
      (シャワーキャリーの例)
      シャワーキャリー
  2. 洗身時に使用する用具
    1. シャワーチェア
       文字通り洗身時に使用をする椅子です。立ち座りが困難な方が使用します。このシャワーチェアにつきましては、背もたれの有無・肘掛けの有無・座面が回転するもなど機能が様々であり、ご使用になる方の身体状況、また浴室のスペースも考慮していく必要があります。
      (シャワーチェアの使用例1)


      (シャワーチェアの使用例2)


  3. 浴槽の出入り
    1. 浴槽用手すり
       浴槽の縁に挟んで使用する取り外しが容易な手すりです。浴槽をまたぐ際にしっかりつかまることができるため、手を滑らせての転倒などが防げます。ただし、利用される方の身体状況はもちろん、浴槽の形状によっては設置できない場合があります。
      (浴槽用手すりの使用例1)


      (浴槽用手すりの使用例2)


    2. バスボード
       バスボードは浴槽に渡すかたちで設置し、座った姿勢のまま浴槽内に移動するための用具です。浴槽のサイズに合わせたものを選びます。使用するにあたっては、利用される方がお湯につかっている間はボードを取り外す必要があるため、介助が必要となります。また、浴槽の縁より若干高いところに腰掛けることになりますので、小柄な方ですと浴槽の床に足が届かなくなってしまう恐れがあります。
       同様の使用法で、座面が電動で昇降するリフトもあります。身体状況に合わせて選定をしていただきたいと思います。
      (バスボードの使用例)


  4. 浴槽内で使用する用具
    1. 浴槽台
       浴槽内に設置し、浴槽内での立ち座りや浴槽への出入りを容易に行うための用具です。その反面、お湯に肩までつかることが難しく、肩までしっかりつかって温まることが習慣の方にとってはご不満かもしれません。しかし、心疾患の方は浴槽台に腰掛けて入浴をすることで、半身欲ができ負担を軽減させることができます。
    2. 滑り止めマット
       浴槽内に敷くことによって、滑りを防止し座位や立位を安定させることができます。そのまま敷くものや、吸盤になっているものなどがあります。
    (浴槽台・滑り止めマット設置例
    滑り止めマット

 以上、代表的な用具について紹介をさせていただきました。入浴は清潔を保つだけの行為に留まらず、一日の疲れを癒したり、体を温めたりといくつかの目的のもとに行われる行為だと思います。特に私たち日本人はお風呂好きな国民だといわれております。上記の用具をご使用になることで、困難であった入浴が安全に行われれば幸いです。
ただ、各用具ともご利用者の身体状況に合わせていかなければ、危険を招くことにもなりかねません。そのため、専門知識のある方に相談の上ご使用になることをお勧めいたします。
最後までお読みくださったみなさま、ありがとうございました。更に詳しい説明や用具を実際にご覧になりたい方は、お気軽に『ひびき』までお問い合わせ下さい。

このセミナーに関するご意見・ご感想等はこちらより。お待ちしております。

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