WEBセミナー

  1. Home>
  2. WEBセミナー Topics>
  3. 【第12回】
【第12回】知っておきたい床ずれ(褥瘡)の基礎知識
保健師 高野 あや子
褥瘡とは、身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる。この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害(血液の流れが通常より少なくなることによって生じる障害のことです)に陥り褥瘡となる。
(日本褥瘡学会より)

褥瘡の重症度は様々で、浅いもの、深いもの、感染のあるもの、壊死組織のあるもの、滲出液があるもの、ポケット(小さい入り口の中にポケットのように褥瘡が広がっているもの)を作っているものなどがあり、外科的治療が必要な場合や命に関わることもある。

〜どうやって『褥瘡』を防ぐ〜
個々の身体の状態を把握し、発生要因の有無を
きちんと確認し、知っておくこと。
発生要因を取り除く
  1. 外力を小さくする
    • 体に合った車椅子やベッドを使用
    • 運動機能障害を有する者に,クッションなどを活用して
      身体各部の相対的な位置関係を設定し、
      目的に適した姿勢(体位)を安全で快適に保持する。(ポジショニング)
    • 局所的な圧を見ず、全身の圧を分散させる。例えば、エアマットの活用
  2. 外力のかかっている時間を短くする
    • 体位変換・・・褥瘡予防の他にも、肺炎予防や循環障害の予防にも効果的
    • 圧を切り替えることができるエアマットの使用
  3. スキンケア
    • 汗やムレに気をつけて、入浴や清拭使用
  4. 更衣・寝具・オムツ交換
  5. 冷え防止
    • 低温やけどにも気をつけて
  6. 基礎疾患の治療
  7. 栄養管理(たんぱく質の摂取と共に経口摂取を進める)

体位変換ひとつでも、看護師等の専門職のアドバイスを受けましょう。角度が少し違うだけでも、外力に違いがでます。 また、発生した場合は、医師の診察を受けましょう。最初は、発赤です。褥瘡かどうか見極めは、ガラスなどの透明な板で押さえても、赤みが消えないようであれば、褥瘡の始まりです。
褥瘡は立派な疾患です。『餅は餅屋』です。専門職の活用が重要なポイント

今回もWEBセミナーを受講頂き大変ありがとうございました。
また、次回もお楽しみに。

このセミナーに関するご意見・ご感想等はこちらより。お待ちしております。

リンク栃木ブレックス 匠