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【第11回】食事における道具について
福祉用具専門相談員 見目真一
前回のセミナーでは、”食”に対してのお話をお聞きすることができ、改めて食事の重要性を感じました。

今回は、食事の際に使用される道具について、写真を交えながらご紹介させて頂きたいと思います。
それぞれの道具に関して”想定される状態像”を大まかにお伝えいたしますが、これに限ることなく、ご自身やご家族に置き換え、有効と感じた場合は積極的に試してみて下さい。

  • 作業用テーブル(体幹、上肢障がいがある方に…)
     食事も立派な『作業』になります。身体を起こし姿勢を正して食事を摂ることは、身体機能を維持して行く上でとても重要な活動になります。 まずは、食事が摂りやすいテーブルを準備しましょう。 一般的には、腰や背筋を伸ばして座り、両肘の辺りに天板が位置するようなテーブルを選ぶと良いでしょう。
     食事を摂る間、姿勢を保ち続けられない方でも、安全な”背面板”や姿勢を保つためのベルトが付いたテーブルもあります。
    体格や状態、生活状況に合わせて選んでください。
  • 食事用エプロン(食べこぼしが見られる方に…)
     食べこぼしを防ぐ場合、マットなどを敷いてトレイや食器を置くことがありますが、このマットと”食べこぼしを防ぐためのエプロン”が一体になった製品があります。
    サイズや形状が多種ありますので、体格や症状に合わせてお選びください。
  • 滑り止めマット(上肢に障がいがある方に…)
     食事をする際、食器を上手く支えることができずに滑ってしまい上手く食べられないことがあります。 このような時は、食器の下に”滑り止めマット”を敷くことで安定した状態で食事を摂ることができます。
    症状に合わせてお選びください。
  • 食器(全般)

    •  皿が滑らないよう、底に滑り止めが取り付けられているものがあります。
       皿の縁の高さ、角度、全体の深さなどが工夫されています。スプーンでしっかりすくうことができ、そのまま持ち上げることができるため、食べこぼしが少なくなります。
        片手で持ちやすいよう、縁に”握り”が付いているものもあります。配膳がし易いよう区切りがあるものや、余分な油分の摂取が減らせるような皿もあります。
    • 茶碗
       皿と同様で、深さや角度に特徴があります。すくいやすい工夫がされています。
       茶碗を持つことが困難な方には、茶碗をしっかり固定してくれる専用の固定具もあります。
       こぼれやすい汁椀には持ち手が付いたものもあります。
        コップや吸い飲みは、数多くのものが市販されています。ご自身の状態に合ったものをお選びください。
    • 箸、スプーン、フォーク
      握力が弱い、指に変形がある方などは、箸を使って食事を摂ることが大変です。
      そのような方でも、少ない力で、操作がし易いものがあります。
      また、手に持つことが困難な方でも、スプーンやフォークが手に固定できるものもあります。
    様々な形状、機能を持つものがありますので、専門店で実際に手に取って選らばれると良いでしょう。
  • その他の食事用品の例(全般)
    これらの他にも、片手でも使える包丁、まな板、オープナー(瓶蓋開け)や、食事を作る介助者に嬉しい道具も多種あります。

以上のように、現在では様々な食事のための道具が開発されています。すべてをご紹介させて頂くことはとても難しいため、今回は、ごく一部をお伝えさせて頂きました。
上手く行かない場合や、ご自分に合ったものが見つからない場合は、私達や『作業療法士』にご相談ください。『作業療法士』とは、『手作業の課題を解決するプロフェッショナル』です。
きっと、良い道具が見つかるはず。

今回もWEBセミナーを受講頂き大変ありがとうございました。
また、次回もお楽しみに。

このセミナーに関するご意見・ご感想等はこちらより。お待ちしております。

リンク栃木ブレックス 匠